もしも私になにかできることあれば 前篇
続く島本町第二幼稚園の閉園問題、9月28日(木)に山田町長と教育長を含む教育委員会の方々と、第二幼稚園保護者と入園希望の方に対する説明会が開かれました。参加した保護者さんは50名程。
取り急ぎ問題の続編として書いておきます。破線以降は折家が何をしてたのかという話です。
下記の画像は、今日の説明会で配られたものの一部です。
内容は前回提示された、パターン2案を修正していたものでした。
特筆すべきは閉園後に何を建てるかを決めるのは「タウンミーティングなど」を開くとしている事。民間こども園という話ありきではなく、町立か民営かも含めていったん広く意見を聞くという事。それとこの案が確実に町の責任者である町長と教育長の判断を経たものであるという事です。
加えて、口頭で質問に対して明確な返答があったものを記載します。
・閉園が確定した後で、次年度人数が何人になろうとも第二幼稚園の現状の体制は維持する(園長先生と教頭先生、担任、お日さまの先生など(延長保育))
・一幼への転園・入園希望状況などの園児の状況はプライバシーを考慮しつつ、町のホームページに随時掲示していく。
・一幼への転園に対応するバスの増便は最大限配慮するが予算がかかるものであれば議会の承認がいるので現段階で約束はできない。(※余談:町長の一存で決められる事はそれほど多くないという事を今日知りました。特に予算が必要なもの)
・平成30年度に第二幼稚園に入り、31年度に第一幼稚園に移動が必要な園児は100%移動できることは保証する。
・駅から近い一幼をこども園にした方がいいんじゃないか?→一幼では調理スペースなどこども園の規定を満たす事ができないので不可能。
・二幼を二幼として運営しながら立て替えるという案は、現時点では予算面と安全面から考えられない。
・今の第二幼稚園の施設を耐震化するような工事はしない。
覚えている限りではこんな所でした。
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9月6日に最初の懇談会があってから、折家はこの問題にかかり切りでした。
6日の懇談会で、最速で翌年30年3月で第二幼稚園を閉園するという話を聞いた時に、これはもう何かアクションをしなければならないという危機感が凄かった。
町の都合で、数合わせでこのままでは勝手に第二幼稚園を潰されてしまう。そしてうちの子含む、りす組の園児は強制的に翌年は一幼に行く事になる。
しかも次年度の園児募集の都合で9月末には案を確定させる必要があると。
さらに次の入園希望者にこの話が全く伝わってない。。。。ありえないという怒りと危機感。
だから即日ブログを書いて、投稿。facebookへも投稿。家事放置。息子も多少放置(ごめんね)
今思えば「非常ベル」を押したつもりでした。何か書いて園外のしかるべき人に届けば(例えば議員さんとか)それで終わりという、わりと虫の良い考えをもって書いていました。だいぶ甘かったです。
確かにブログを書いた事でたくさんの人から連絡をもらいました。読んだという同じ保護者の方、町民の方、先生方、同じ問題にぶつかった事のある町外の方、子供委員をしておられる方など、ブログに実名で怒っている事を書いていいのか多少不安でしたが、声をかけてもらえて、自分たちが孤立していないという事実が分かってとても有り難かったです。知り合いにしまもとの「尾木ママ」呼ばわりされたのはどうでもいいとして、もしも私になにかできることあればと言ってもらえて、それは本当に嬉しかった事です。
でも、残念ながらその後、しかるべき人に届いたかどうかの感触がほぼありませんでした。むしろ全体的に動きが止まっているように感じていました。保護者の方に聞いても、WEB上でも噂レベルの話しか流れて来ない。
第二幼稚園では、最初に危機感を持ったPTA有志の方々による保護者全員に対する緊急保護者用アンケートが7日にありました。集計後、数日で提出されたものの、その線でも町からの反応がありません。
理由は後で知りましたが、この問題についての温度差が保護者間でもかなりある上に、意見が割れていました。例えば、今年度で自分の子供が卒業する保護者にしてみれば、来季だろうが来来季だろうがいつ閉園になっても同じ事なのでどうしても反応は薄くなりがち。また根本的に建物の耐震が不十分な問題が重すぎて、二幼にどうしても残りたい!と周りに大きな声でいえないという状況がありました。また二幼の閉園の話と、認定こども園という本来別物の話がごっちゃになっていて何とも判断できないという意見が多数ありました。
だから保護者間の足並みが揃わず、役場に対してこの時点では強い追求までには至らなかったそうです。また町は町で、町議会の開催寸前で動きが取れなかったのもあるかもしれません。
結果としてとにかく情報がない。
そもそも誰がこの案の責任者なのか?誰が決めて、どういう流れでこうなったのか?意見を言うならどこにどうすれば言えるのか。
町長に?議員さん?役所の人なのか?この案は誰が作ったのか、そもそも、もうすべて決定事項なのか。
そこからSNSなんかで、連絡をくれた方や保護者の方と役場の状況や保護者の方の意見をひたすら収集していく日々。
毎日、長文を打つため睡眠時間がえらいことになっていきます。昼にはお見送りのお母さんと直接話したり、間接的に年長さんのお母さんに連絡を取ってもらったり。
折家は基本的に、バス組(基本的にバスで送り迎えをするので幼稚園にはあまり行かない)そこまで保護者間の付き合いがありません。
だから保護者の間でも全く信用してもらえない局面もありました。
疲労してくると「何でこんなことしてるんだろう」とか「無駄なことをしてるのかも」とか「もう誰かに任せた方がいいんじゃないか」というネガティブな思いがガンガンわいてきます。
そのストレスは凄まじく、妻のPuoはズボンぶかぶかになって、2キロほど痩せてました。「二幼ダイエット」とかいいながら笑えるのか笑えないんだかの状態で、ご飯もうまく食べれない。
気持ち的にギリギリの日もあって、誰かの優しい言葉一発で泣いてしまう日もありました。
ようやく、最初の案が出てきた流れをつかむ事ができたのは、9月12日のこと。
案を作っているのは教育委員会(役場)で町長が最終決定者。決めるのは議会の承認が必要だということがおぼろげに分かりました。案は町長の施政方針を受けて委員会で作ったもので、さらにまだ案が確定しているわけではないという事も知りました。
加えて、アンケートや懇談会の保護者の対応を受けて、教育委員会の方々が突然の案内となってしまったことについては申し訳なく思っているという話、話を聞くために再度懇談会や説明会を開いてもかまわないという気持ちがあることを知りました。
議員さんにも連絡が付き、直接話を聞いてもらう手はずも整いました。
それならやる事は決まっています。
意見を集めて、直接役場に行くのみです。