「JR島本駅西の高層マンション建設計画見直しを求める署名活動」のお知らせ

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本日は、捻りもなんにもないお知らせです。そして例によって今日も長いです。

JR島本駅西地区における、高層マンション建設計画の見直しを求める署名活動を行います。

2019年9月5日追記:JR島本駅西の高層マンション建設計画見直しの署名活動は2019年8月31日で終了させて頂きました。
新たに「しまもと景観・環境まちづくり会議」を立ち上げています。
詳しくは、新しく立ち上げたサイトをご覧ください。
http://shimamotojourei2019.mystrikingly.com/


 

僕が住んでいる島本町のJR島本駅西側には、田園地区があります。大阪から20分程度、京都から15分程度の都会でありながら、駅のすぐ前(ホームから見えるほど)に広がる農空間という貴重な場所で、島本町のシンボル的な存在でもある場所です。

 

特に春のレンゲ畑は見事で、毎年鯉のぼりが泳いでいました。そこを高層マンションと住宅地に変えてしまう計画が進んでいます。他の駅前でよく見るでかいアレです。それに反対する署名活動です。

 

署名を集めるのは『JR島本駅西側の高層マンション開発計画の見直しを求める有志の会』で、宛先は島本町町長である山田紘平氏です。

 
この開発計画に僕が反対するのは、まず第一になんといっても景観です。田んぼをつぶすこと、生活に根差した自然を台無しにしてしまうこと。島本町は自然が多く子育てがしやすい、そういうイメージが事実上、失われれること。

開発するにしても、田んぼや自然を有効活用した方が、町の魅力が高まるというのがその理由です。断じてマンションじゃない。

 
近年、町中の自然は急激に失われつつあります、ここ数年で町内に4つもの高層マンションが建とうとしています。さらに、あちこちの田畑や木々が凄いスピードで消えていき、代わって建売住宅が、がんがん建設されています。町の自然保護に対する予算はほぼゼロ、高さ制限すらない町なため、建設を止める手段も方法も何もありません。
 

そこに、最大規模の開発計画で高層マンションを建てようとしています。あまりにも破壊的です。
 
もう十分です。お腹いっぱいです。

 

この開発について様々な推進意見が出ているのは知っています。田んぼを維持するのは大変だということで、今まで頑張ってこられた土地権利者に同情する気持ちも分かります。ですが、この開発は無謀です。無理筋です。先年から説明会やタウンミーティングに参加して、知れば知るほど、この開発はダメだということが実感してきました。

 
この開発の見直しを求める理由を列挙します。
 

1、島本町の自然・水のイメージが著しく損なわれること。
2、公平性が必要な都市計画の地域で、金銭的な利益を得られる人や法人の意見で強行していること。
3、駅前に大規模マンションそのものが、もう時代に合っていない。
4、建てた後の整備で莫大な町民の税金が投入されること。
5、町内の待機児童が増え、園の過密状態がさらに加速、保育士の労働環境がさらに悪化。(これは今現在もそうなっています。西側の開発しなくても、既に危機的状況)
6、もともとの通行可能な道路数が少ない場所(線路があるので作れない)で交通渋滞、排ガスが増加。
7、開発会社(フジタ株式会社)が賄賂などで国から営業停止処分になっているが町民への説明はなし。(何か約束しても反故にされそうで全く信頼できない)
8、そもそも人口が増えるといっても、そこだけ。町内の移動で空き家問題が加速する。
直接の理由ではないですが、
9、本来は町民と土地権利者との対話をおぜん立てする行政が、その役割を放棄していること。
10、はっきりいってほとんどの町民には負担が増えるだけで、何のメリットもない。そしてまだこの計画が変更可能であること。

 

先日、10月2日に開かれた平成30年度第2回都市計画審議会において、この計画の審議が行われました。町民から選ばれた委員は最大限、力のある意見を述べていました。210名の住民有志が慎重審議の要望書を提出してもいます。

 

が、後で聞いたのですが、役場の職員は、この審議会で何が話されようとも、翌日には大阪府との都市計画を変更する協議に入る計画だったそうです。スケジュール的に間に合わなくなるのがその理由です。しかも、わざと人口予測の低い資料を元に話を進めて実行してしまいました。まさに住民無視というか審議会も完全無視です。いわゆる出来レース。

 

8月に行われたタウンミーティングで「聞いた意見は、決して無駄にしない」という担当職員の言葉と良心を信じて、いったん希望を持ってしまったため、相当なショックでした。本当の所を言うと、無力感からかなり落ち込んでいました。希望はね、容易に絶望に変わります。

 

彼らは知らないと思ってるのかもしれませんが、都合の良い予測数字ではなく、現実に即した人口予測や、かかる予算も、ある程度試算しているのも知っています。それを開発の話と整合がとれないからといって、隠しておくのはやめてもらいたい。

 

本来、そういうおかしい所を追求して正すべき島本町議会は、残念ながら機能していません。一部の議員を除き、多数を占める政党系の議員は、むしろそういう隠蔽傾向を率先しているような有様です。

 

完全に狂ってるなというのが、僕の正直な意見です。まともじゃない。
 

上にも書きましたが、JR西側の開発をやらなくても保育状況が相当厳しい状態です。さらに耐震対策が終わっていない事情で、来期以降の第4保育園は新園児を募集しない予定になっています。

 

耐震対策は急務なので最優先だと思いますが、園児を移動させる有効な対策はまだ立っておらず、来期の待機児童は100名を超えるかもしれません。それは大阪府でワーストレベル、というよりもおそらくワースト記録になるはずです。3万人というこの島本町の人口規模でワーストです。

 

そのうえに、まだマンション。しかも今あるどのマンションよりも巨大なものを。

もちろん、行政は業者に園を建ててくれという要望は出すでしょう、でも園よりも保育士が確保できないことの方がより深刻なのはご存知の通りです。それにマンション建設予定会社のフジタのように営業停止処分を連発し、法律もちゃんと守れないような会社が、会社の利益を圧縮するような事など期待できるはずもない。

 

せいぜい、高層マンションのどこかの部屋に子育てルームみたいなものを作ってお茶を濁すだけです。民間企業は利益を追求するところなので、当然といえば当然ですが。

 

人口が増えるからね、という意見も問題があります。人口が増えて税収が増え、町が賑わうという考えですが、もうそれは昔の話です。その人口ってどこのどの人なんですか?それは他の市町村から奪ってくるということになりますよね。自分の町が消滅しそうになって、必死になって町おこしをしようとしている方々と話した事があります。やっているのは、そういう所から人を奪ってくるということです。

 

人口を増やしたいなら、魅力的な公園なり、施設なりを作って(あるいは何も作らずに)人々にはその周辺に住んでもらう。そして緩やかな人口の増加を目指す。子育てに力を入れ、2人目、3人目を安心して育てられる環境を作る。それが筋です。移住してくる人はそういう自然や場所を好む人が大半になる。そうであれば町の魅力を将来に渡って維持し続けてくれる。いうなれば安心して、僕もいつか死んで行ける。その方がよくないですか?

 

僕の希望は、田んぼの維持、もしくは農地を活かした別の形での開発をすることです。
僕の希望は、生活に根差した木々や畑や田畑が残る町並みで日々を過ごし、それを次の世代にも残すことです。

 
 

過去にも田んぼを残して欲しいと署名活動がありました、その時は議会で反対票の数(開発推進議員)のおかげで取り上げられることすら行われませんでした。合計2,716名の署名が集まりましたが、請願が議会で審議され、賛成少数のため、不採択でした。

 

>> 2016年の署名記事「え?JR島本駅と三小の間の田んぼがなくなるの?!」JR島本駅西側の田んぼの開発に関しての署名活動のお知らせ

 

でも、その後もずっと間違ってることを間違っていると言い続けている人達がいます。2年前の署名の拒否。諦めと無関心にさらされて、彼らは孤立しているのかもしれない。でも間違っていることは間違っています。

 

だから、今回は連名として署名活動に参加させていただく事にしました。

 
僕は自分や、自分の知り合いや、子どもや、これから知り合う人に、自分の住んでいる所は「自然が多くて、住みやすくて、何もないけど良い所だ」と言い続けたい。何度も何度も書いていますが、ただそういうことです。これから進む道はコンクリート舗装ではなく、もっと別の、血の通った道があると信じています。

 

「JR島本駅西地区についてマンション開発反対の署名活動」を行います。
この建設計画はまだ止められます。高層マンションの開発を止めるには、賛同してくれる多くの方の声が必要です。よろしくお願いします。

 

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JR島本駅西の高層マンション建設計画の見直しを求める署名

〔要望〕

島本町は島本駅西地区で高さ50mの高層マンション建設を可能とするため、都市計画を変更しようとしています。多くの住民は教育・生活・交通環境の悪化につながるこの建設に反対です。まちづくりは幅広い住民意見を反映すべきです。高層マンション建設を可能にするJR島本駅西地区の都市計画変更を見直してください。

署名対象者:島本町の未来に関心がある方、年齢問わず、町内外問わず全ての方。

 
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署名用紙 :pdfがダウンロードできます。>> 署名用紙
 
街頭署名、町中で配布されているもの、印刷したもの(白黒可)に、お名前とご住所をお書きいただき、郵送やFAX、もしくは呼びかけ人などに手渡しください。
(※取りに伺う事も可能です)
 
『JR島本駅西側の高層マンション開発計画の見直しを求める有志の会』
〔署名呼びかけ〕
相田克之、岡 正樹、岡本万希子、折小野和広、厚東 隆、五江渕弘臣、敷島康雄、白藤美穂子、西川啓子(敬称略)

※第3次締め切りは終わりましたが、まだ署名活動は続きます。
第4次締め切りは6月30日です。

送付先が分かりづらいとの声がありましたので、変更になりました。※12月12日追記
送付される場合、下記の2カ所のどちらかに送りください。

署名送付先:
1、西田宛
〒618-0024
大阪府三島郡島本町若山台1-3-1-401/FAXも可:075・962・3062

2、「昼呑ごはん鮮酔丸」
〒618-0013
大阪府三島郡島本町江川2-11-16葵ビル1階
※水無瀬駅から徒歩3分 ※店前のポストへの投函も可

連絡先:090-2061-8001 西田さん
連絡先住所まで FAX可 075ー962ー3062

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