44才、4月4日

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今日で44才になりました。まだ若いともいえるし、もう年寄だよともいえる年齢です。
誕生日が4月4日なので、4444とゾロ目の日です。一生に1日だけのゾロ目。個人的に惑星直列の日。

いつもならブログを書く時には、内容を考えてから書き始めますが、記念なので何も考えずに書いてみます。

44才。すごい大人な年齢です。子どもの頃考えていた大人には全然なっていないなぁという事もなく、昔からあまり自分の未来に期待していない所がありました。子供の頃から、あぁ生きるのしんどいなとなんとなく思っていたので、大人になった時にこの先、素晴らしい事が待っているとは思っていませんでした。

今もそんな感じです。だから嬉しいことがあると、とても嬉しい。ちょっとした事で気持ちが高まります。辛い事があると同じようにすっと落ち込みます。昔と違うのは嬉しいとか嫌だとか、そういうことが素直に言えるようになったのがこの頃です。それが年を取る良さなんでしょうか。あとは、もう昔ほど自分の事を守らなくなりました。人前で意見の言えない、繊細で臆病な子供だったのですが。

つまらないなと思っていた世界で、助かったのは本と映画と音楽があったこと。自分の持っている人生の時間のほとんどをその3つにかけています。もしこの世にそれがなかったらどうなっていただろうかなと。

尊敬している映画監督のタルコフスキーと同じ誕生日と知った時は、もしかして生まれ変わりか!と嬉しがったものの、全然そんなことないのを発見したのも4月4日生まれの特権です。新学期が始まる前に既に1歳年上で、オカマの日と呼ばれるのも同じく特権です。

面倒くさいこだわりがあったり、後先考えないことも多いので、迷惑もたくさんかけました。
目立ちたがり屋なのに小心者、好奇心が強くてなんにでも興味を示すけど、すぐに家に帰りたがる。自分でもややこしい性格だと思います。

今もスクラップしている占いの紙には「時には静止が必要だ」と落ち着きのないことも常々指摘されています。

そして、44歳の僕は残念ながら何者でもないままです。

今日はゾロ目の日、特筆すべき変わったことはありません。いつもの生活と、日々の小さな幸せと、少しばかりの不満があるばかり。書きかけの小説がなかなか終わんないなとか、子供が幼稚園を卒園したのに、手のかかり具合が全然変わらないじゃんとか。そしてあとは、44歳になれなかった人たちの事も考えます。

そんな気持ちをブレンドしたまま、自分で自分を祝うケーキを買って帰ります。

色々あったし、ありますが、これからもどうぞよろしくお願いします。

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