もはや、みづまろくんさえいない
先日、遅めの夏休みと称して、キャンプに行って来ました。本当はお盆にいくつもりだったけれど雨に降られたり、体調を崩したりして結局9月下旬になってしまった。行ったのは近江八幡の休暇村、テントやらバーベキューセットやらをリュックに詰めて、えっちらおっちら持って行ったわけです(折家は車にのらないので歩きです)が、ほとんど全部現地で借りられる事が判明、まぁ安くついたし、そうやっていろいろ考えるもの楽しいので、良しとします。しかも知り合いにニアミス。同じ浜にいたらしいです。
で、ここから今日の本題。
もうほとんど時間がないので、なんとか短く。
明日というか、もう今日ですが、10月2日(火)に島本町役場で平成30年度の第2回島本町都市計画審議会が開かれます。午後2時からです。この審議会の傍聴に行きませんか?内容は先日からブログに書いている「JR島本駅西地区の都市計画」が主に審議されます。正直、平日すぎていけない時間です。何とかなる人にお願いしたいのです。
それを見越して、先日のタウンミーティングに対する回答がひっそりと公開されていました。
とりあえず、リンクをはりますが、 (PDF)読んで脱力しました。とにかく驚いたのは内容のやっつけ感と、頑張っていますという雰囲気だけ作っている事。タウンミーティングで説明していた内容からも何一つ進歩していないという驚きの結果です。なかなかのやっつけ仕事です。もはや前回の報告にはあった「みづまろくん」の姿さえありません。逃げたんでしょうかみづまろくん。前の報告の時はいたんですが。
ここから読み取れることはとてもシンプルです。
町(前から違和感あったのでもう町と呼ばないことにします)役場の職員は町民と対話して、ある程度の合意に達することも、きちんとした返答や説明をする気が全くない、そもそもなかったという事実です。スケジュールを進めたいだけ。
実は少し期待していました、タウンミーティングを開催したり、本当は8月末に開催予定だった都市計画審議会を延期するということを書いていたので、でもそれは結局のところ「どうやったら町民を説得できるか」だったわけで、そこから「難しいから無視しよう」に至るだけの期間だったのかと。
正直、こんなの書きたくなかったのですが、これは喧嘩売られているのでもうしょうがないなという気持ちです。
もう一つ、分かった事があります。私見ですが、僕は去年までは役場の人はずっとプロだと思っていました。都市計画も幼稚園のことも。詳しいはずだと。
でもタウンミーティングを通して気がついたのは、役場の人は全くもってプロではないということです。素人だということです。手続きなんかは詳しいと思いますよそりゃ。でも彼らはこの西側の開発計画も幼稚園の教育内容も、民間に丸投げが基本になっています。いったいこれは、わざとそうしてるのか、本当に考えてないのか、どっちかわからなかったんです。
で、どっちもでした。わざと考えていないが答えかと。
人員不足もあるだろうし、そもそも紙切れ1枚で部署異動するんだから、専門的にはならない。それをカバーする熱い気持ちもない。内容は誰かが決めてくれたらそれに乗っかればいい。
※もちろんこれは、個人のせいではないとは思います、役場の構造や今までの習慣が垣間見えている。
だからこそ町民の方を向いて欲しかった。こんな強行突破みたいにならずとも協力を仰げばいいのに。良い意見もあるのに今はほとんどがクレームみたいに聞こえてるんでしょう?
ところで、この上の写真は、休暇村の写真ではありません。キャンプの帰りに、近江の「たねや」グループが経営する「ラコリーナ近江八幡」という場所に立ち寄ったときのものです。僕は知らなかったのですが、ここには宣伝も観光バスの誘致もしていないのに、2017年には年間285万人が来たらしいです。もはや滋賀県一の観光スポット。というより日本屈指だ。場所ははっきり言って超辺鄙で、車ないと基本来れない(バスでいったけど)まわりに何もないという場所です。(田んぼはある)
入り口近くの一番の上の写真の建物は中には、バームクーヘンなどの売るお店とカフェが入っています。そしてそれを抜けた先がこれです。
建物を抜けて、敷地内に入った時に、本当に驚きました。驚いたというか心の底から感動しました。ちょっと泣いていたかも。知り合いが「たねや」で働いていたのでなんとなく、この場所を作っているのは知ってたんですが、ほんとすごいなと。トトロいそうなメインの建物も印象ありますが、敷地の大部分が田畑なんです。
これを作り上げたのは、一菓子店舗。50年後100年後の事を考えて、環境や人の在りようを考えた自然あふれる空間にしたと。
だいぶ前に書きましたが、島本町の開発自体に反対しているわけではないんです。中身が問題なんです。
「たねや」みたいに島本町も同じことをやればいいとは言いません。状況も場所も違います。「たねや」も紆余曲折がありここに到達したはずだし、同じことはできません。町には別の方法が必要です。でもこの考え方に近いものができるはず。つまり50年後や100年後を見据えたものを。
島本町にはいわずとしれたサントリー山崎蒸溜所がある。そしてもう一つ、田んぼを全て残せなくても、自然を活かした何かがJR西側にあるとすれば、本当に素晴らしいことです。そうできるチャンスがまだある。僕はそういう町に住みたいんですよ。単純に。
今日、傍聴に行ってください。そして何を決めようとしているのか聞いて見てください。
みづまろくんの掲載も忘れるほどに、余裕のない職員に話をしてみて欲しいです。
平成30年度第2回都市計画審議会
開催日時:平成30年10月2日(火曜日)午後2時から
開催場所:島本町役場3階 委員会室
案 件:JR島本駅西地区のまちづくりについて(報告)
傍聴定員:10人(定員越えた場合はホールで聞けます)
傍聴手続:
傍聴の受付は、会議の会場の入口において、会議の開催時刻の30分前から先着順に行います。傍聴の希望者は傍聴希望者受付名簿に氏名・住所を記入し、審議会の長の許可を受けて頂きます。なお、会議開始後の傍聴は、原則として認められませんが、会議の休憩時に傍聴の希望があり、審議会の長が許可した場合についてはこの限りではありません。
傍聴の受付開始時に傍聴の希望者が傍聴定員を超えるときには、抽選により傍聴者を決定します。