きょうの木村伊兵衛

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撮影12月7日

きょうの木村伊兵衛、もしくは、みなさん撤収しましょうの図。

 

というわけで、今日も先週に続いて撮影でした。
先週は早くに太陽が隠れてしまったので、出来なかった残りのカットと、ジャッキーチェーン映画風で言えば「修行シーン」の撮影です。

 

この日は今年一番の冷え込みで、出演者もスタッフも、全員寒さで顔が蒼白になってましたがなんとか終えました。近頃は竹林ばっかりの撮影で、似たような絵のシーンの撮影が多く、頭がこんがらがりそうですがたぶん大丈夫でしょう。

 

でも、曇り時々晴れとか、晴れ時々曇りとかいう、天気予報してないやろそれの天気がますます嫌いになりました。ワンカットごとに陽射しが変わるのがかなり辛いです。晴れなら晴れ、曇りなら曇りでないとシーンが全然つながらないわけで、撮ったデータを見るのが若干怖いです。

 

有名な話ですが、ハリウッドが映画の都になったのは、晴れの日がやたら多いからだそうで、日本で映画のメッカみたいなのが、根本的にできないのは天気のせいな気もしています。

 

で、本日のトピックですが、ここへ来て自分の撮影のクセというのが気になり始めています。

 

きょうの木村伊兵衛でないですが、人がまばらに立つ絵や、引き気味の風景画など、自分の撮る画に対してある種のデジャブ感に襲われることが度々あります。昔、8mmでやっていた頃とは役者も場所も時代も変わってますが、自分の好きな色であるとか構図というのが全然変わってません。
元々広角の画が好きで、どうもそれは西洋の絵画の影響が強いみたいですが、その影響下にいつもある気がします。印象派とかそういう所の。

 

というわけで、カメラを覗きながら、あれこの絵は前に見た事あるなという感覚に襲われます。いつか見た絵画でこんなのあったような・・とか。未だに、それが良いのか悪いのか迷い中です。

 

しかも、生涯ほとんど同じテーマ、同じスタイルだった映画監督のタルコフスキーを信奉していますが、あそこまでスタイルに徹する度胸はありません。。。
 
自分の武器というか、方法論みたいなものを広げておく必要を少々感じていますが、今回は(次があるとして)この自分スタイルでやっていこうと思っています。
 
余談ですが、日本人で一番好きなカメラマンは、映画ならたむらまさきさんで、写真なら植田正治さんです。良いですよ。

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