雨の中のカメラスライダー Konovaでカメラを滑らせる

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konovaカメラスライダー

 
「雨の中のカメラスライダー」まるで松田聖子か、デビューしたばかりの徳永英明が歌っていそうなタイトルですが、新機材のカメラスライダーが映画ロケに投入されました。

今回の撮影は、雪まみれになって途中で中断になった島本町の尺代という場所での続きです。再び弓を使うシーン撮影に挑みました。

 

天気予報が晴れだったので、これはいけるぞ!ということで、予定カットを全部撮り切るつもりで朝から行ったのですが、日が射してたのは、午前中のせいぜい30分程度。あれ?どんより曇ってきたなと思ったら、ぽとぽと雨が降って来ました。そしたら霧雨みたいな雨がしとしとと。晴れ男だと自称する日高氏に祈りを込めてもらい、晴れ待ちをしたものの、スマホでアメダス見たら、空は分厚い雲に覆われています。さらにPM2.5も派手に飛んでたらしいです。

 

おかげで、まともに撮影できず、近くでバーベキューしてた人々の歓声を聞きながら、差し入れのコロッケ(いろはのコロッケ)とおにぎりと玉子焼きを食べて町中まで撤退です。せっかくスライダー滑らせる練習をしてきたのに。

 

だいたい撮影は予定通りに行く方が珍しいので、こういう悪天候による中止は慣れっこといえば慣れっこですが、それなりにダメージを受けます。僕はその場でショックを受けるタイプではなく、後でじっくり落ち込む内省的タイプです。

 

そういうわけで、その日の夜の23時頃にがくっときました。机に座ってコーヒー飲んでやり過ごします。厳しいスケジュールで撮影2連敗はちょっと凹みます。天気予報さん、ほんま頼みます。
 

気を取り直して、新機材カメラスライダーの話です。

 

むかし映画撮影で何が憧れたかって、ドリー撮影ほど憧れたことはありません。地面にレールを引いてカメラを据えて、カメラごと横移動するやつです。
 

映画を意識して鑑賞するとすぐ分かりますが、カメラが止まっていることの方が珍しいです。だいたい動いています。
※小津映画みたいにひたすら意図的に固定させた例もあります。

 

映画を面白くするためには、登場人物の心情やシーンの狙いをセリフでなく、構図やカメラワークでなるべく表すようにします。カメラを人物や製作者の心の動きを追っていくように動かすことができれば成功です。つまりカメラは出演している役者の演技を単に記録するだけではなく、動かす事でシーンの意図や感情をより画面に強く出せるようになります。カメラの演技というやつです。

 

ドリー撮影は、その意図や効果をワンカットの中でダイナミックに出せるので憧れたわけです。

 

8mmやってた頃は、そういう機材はプロ用しかありませんから、色々と代用してみましたが、ことごとく失敗していました。

 

たとえば、撮影速度を変えて撮影してみたり、背の低い人に頼んだり(すごい偏見)、糸で木の間にぶらさげてみたり、台車を六甲山中まで担いで持っていったこともあります。そんな動画はブレブレで数秒程度しか使えません。唯一移動中の車に三脚立てて撮影するという手法だけが有効でした。

 

デジタル時代になって、カメラの軽量化が計られ、ついにそんなドリー撮影ができる個人用の機材が出てきました。それがカメラスライダーです。

パンやズームもありますが、立体的に動画が動くダイナミック差では断然カメラスライダーです。ビバスライダー!

 

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KONOVA
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これまで予算がないので我慢してましたが、やはり欲しいなということでカメラスライダーを検討して導入しました。

 

散々悩んで、韓国メーカーのKONOVAにしました。世界的によく使われていること、上にのせるのはパナのGH3ミラーレス一眼なので、軽いものでOKなこと、一人でも(一応)扱えること、5万~10万ぐらいのものが多いですが、価格面で安かったこと。毎日デラックスな弁当を食べるのを避け、蓄えた、ささやかなこずかいを投入します。そして募金も利用させていただきました。ありがとうございます。

 

そうしてやって来た、カメラスライダー!専用の袋付き!
(※袋付きは必須です。ないと持ち運べないよ!)

 

カメラスライダー

 

下の感じで、台座の下のリベットが回転して、鉄製のレールを滑らせます。かっこいい。
道具フェチと聞いたMR,オオバに、リベットかっこいいでしょうと聞くと、どうせ安もんだろうと即答。えー。

 

カメラスライダー

 
特徴的な足部分
P1030915

 

で、カメラを乗せようとするとトラブル発生。スライダーと雲台のネジ規格が違っていて入らない。
Konovaの台座のネジは「3/8ネジ」で、一緒に買ったベルボンの雲台が「1/4ネジ」GH3も「1/4ネジ」です。

 

三脚とか雲台など外国製のものは太いタイプの「3/8ネジ」通称「太ネジ・大ネジ」がほとんど。一方、日本製のビデオやカメラは「1/4ネジ」通称「細ネジ・小ネジ」が多いらしく合いません。この辺は、動画やる人には常識らしいです・・。これまで知りませんでした。

 

Konovaのスライダー下部には、三脚を取り付けるネジ穴に「3/8ネジ」も「1/4ネジ」も両方付いていたものの、台座には「3/8ネジ」のみ。あれ、これじゃカメラ乗せられない・・・。

 

仕方ないので、間にかます「ネジアダプター」も購入。探せば何でもあるもんです。

 

ネジアダプター

 

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GH3を載せて装着した姿です。だんだん機材がゴツくなってきました。片手で扱えない重さになってきました。

 

IMG_6397

 

スライダーでテスト撮影

近所の水無瀬神宮でテスト撮影をした様子です。ここの神宮は離宮の水という名水が汲めます。

スライダーの調整方法

 
ついでなので調整方法も書いておきます。スライダーの台の下にリベットがあるので、そこで調整します。まず付いているネジを全部外します。
 
IMG_6400
 
ガンガン外して行きます。失くしそうな小さい部品もあるので丁寧に。
 
IMG_6399
 
ここの中央の部分をまわして調節します。なお、ねじ回しなどの調整機材は付属しているので、買う必要はありません。
 
IMG_6398
 

使ってみてのコツみたいなもの

 
撮影してみて感じたのですが、少しカメラがひっかかるかもと思うぐらいリベットはきつ目に調整した方が良い画像を撮れると思います。最初の設定だと滑らかにカメラが滑りすぎて画面が全然安定しませんでした。
 
さらに、同じスピードで滑らす練習が入ります。これが難しい。さらに、今使っている三脚と雲台ではスライダーの重さに耐えられず少しぐらつくようで、レールの端までカメラを滑らせると重さで傾きます。今回80cmのものを導入しましたが、今の仕様だと三脚にのせて使えるのは60cm程度になりそうです。
 
しばらく使ってみて、扱いがうまくなれば良し、ダメなら少し考える必要があります・・。
三脚から外してローアングル限定で使うか、もう一段上のクラスの機材、マンフロットが出しているような雲台や三脚がいるのかもしれません。
 

それでも、スライダーでの撮影の楽しさは倍増しています。次の撮影もまた尺代に挑戦です。今度は晴れ乞いしなくても晴れてるといいのに。
 

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